各種めっき膜の特性 その3
めっきの種類
種類は製品、用途により複数ありそれぞれの用途、目的に沿った方法を用います。
電気ニッケル(リン)めっき
ニッケル-リン合金めっきは、耐食性、耐摩耗性に優れた特徴をもつため、機械部品ならびに電子部品などの表面材料として使わます。また非磁性で通常は無電解ニッケルめっきで対応されますが、電気めっき法でつくることも可能です。
光沢金(コバルト)めっき
光沢金めっきは、良好なはんだ付け性を持ち、スイッチ部品やコネクター部品等の電子部品一般に使われます。コネクター挿抜部の接点部分に必要な硬さを持っています。金の純度が高くでその他コバルトを含有してます。
無光沢金めっき
無光沢金めっきは、柔らかく高純度の金の特徴に近い金めっきになります。純度は99.9%以上、耐食性、低電気抵抗、高ボンディング性に優れています。反射鏡用途でも使用されます。
金ニッケル合金めっき
金ニッケル合金めっきは、通常の金めっきの2倍近い硬度をもったニッケル合金の金めっきです。
光沢銀めっき
無光沢銀めっきは純度が99.9%以上で電気特性が非常に良く、半導体、ダイボンド、金線のワイヤーボンディング用途、高温用途に使用されます。
無光沢銀めっき
高速高周波の無線モジュールの伝送損出を小さくする高周波伝送用途、ワイヤーボンディング用途、半導体用リードフレーム、電子部品に使用されます。
パラジウム コバルト合金めっき
パラジウムはAuに代わる被膜として注目されており耐食性、耐光性、耐摩耗性、良好な電気特性及び光沢性、低接触抵抗等に優れています。電気回路の接点、コネクタ等の電気・電子部品、半導体関連部品に使用されます。
ロジウムめっき
耐食性に優れた硬い金属で金属自身の電気抵抗は白金族(Pt、Pd、Ru、Rh、Ir)中では最も低く、また硬いため摺動や磨耗の激しい可動接点、断続接点にも利用されます。
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