各種溶剤の溶解比較
溶剤比較と選定方法について
洗浄用や塗料・樹脂の溶解用として溶剤は欠かせませんが、その溶剤の特性や用途に合わせた溶剤の選択が必要となります。注目すべき点に溶剤・樹脂溶解性、SP値、、KB値、蒸発速度などがあります。
用語説明
溶剤・樹脂溶解性
油脂や樹脂の溶解性については、参考及び傾向であり、個別の油脂、樹脂との溶解性を確認することが必要。
SP値
溶解度パラメータまたは溶解性パラメータのことで、プラスチック類や溶剤同士を溶解させる場合、樹脂や溶剤のSP値が近い程溶しやすく、SP値が離れていると溶解しないため、SP値の値で近い数値を選定する。
KB値
カウリブタノール値の事で、天然樹脂(油脂)の飽和度を数値化したもので、油脂洗浄力を示す指標である。 数値が大きいほど多くの油脂を溶解できると言える。
蒸発速度
揮発性の尺度として、数値が高いほど、揮発性が速い。
特定第一種
難分解性、高蓄積性及び長期毒性又は高次捕食動物への慢性毒性を有する化学物質です。
各種溶剤比較表一覧
アルコール、炭化水素、ケトン、エーテル、グリコールエーテル、フッ素、臭素、ハロゲン、アミン系等の溶剤についてご使用目的に合わせた代表的な溶剤の適正な掛け合わせについては各種溶剤比較表一覧をご参考頂ければ幸いです。
<溶剤比較表一覧の一部参考例>
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