60GHzミリ波通信
新規格超高速無線LANの仕組み
ミリ波は5Gそして6Gなど次世代通信としても期待されていています。実世界での映像や、五感体感品質の情報伝送などの実現に期待が集まっています。これらの実現には無線通信の更なる高速化・大容量化が必須です。
新規格超高速無線LAN 802.11ad
ところで高速な通信無線LANといえば、2.4GHz帯を使う11nや5GHz帯を使う11acが主流だが、新しく登場した11adは、60GHzという非常に高い周波数帯を使います。高速ルーターの主流となる4×4の11acでも1733Mbpsだが、11adは4600Mbps。有線ギガビットLANの2倍以上も通信速度が速いことになります。
ミリ波通信の課題
通信速度が速く新たなICT分野で様々な本格的な運用が期待されているミリ波ですが遮蔽物に弱く通信が途切れやすいというデメリットもあります。60GHzは、一般的に周波数が高いと指向性が高まり、減衰しやすくなるため、近距離でしか使えないという制限がある。従来の無線LANのように「家中どこでもインターネットに接続できる」といった広い範囲では使えません。
伝送用低伝送ロス基盤材料
上図のように2.4GHz/5GHz/60GHzの違いは60GHzは近距離しか届かないが干渉が少なく、2.4GHzは遠くまで届くが周囲からの影響も受けやすくなります。このような課題に今後取り組む為様々な電子材料が期待されております。
当社は次世代通信5G・ミリ波による高速大容量通信に必要な、低伝送損失・放熱対策・低誘電材料、シールド、また、基材表面処理、接着について、適切な材料選定に注力し、製品の提案をさせて頂きます。個別提案書をご用意しておりますので以下フォームよりお気軽にお問合せください。
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