代替有機溶剤の課題

　大手フッ素系溶剤メーカーの製造販売中止から数年が経過し、当社では代替品について様々なご提案をさせて頂いておりますが代替品のご案内とともにいくつかの課題についても同時に取り組みをおこなっております。
また昨年は、臭素系溶剤である1-ブロモプロパンは2024年４月よりこの臭素系溶剤の新たな規制が始まったことが注目されました。

主な代替溶剤の課題

当社での現状の課題に取り組みとして、「高品質」「使用済み液の有効活用」「価格低減」「産業廃棄物低減」で溶剤使用に関する負荷低減の貢献に務めて参りたく存じます。主な代替え溶剤の課題は以下の通りです。

〇炭化水素系
・引火点がある
・可燃性の為防爆設備仕様設備が必要

〇準水系
・水分を含有している
・乾燥時間が遅い
・設備導入が必要

〇フッ素系
・単価が高くコストに問題がある

フッ素系溶剤の課題

代替品として検討されている「フッ素系溶剤」は、塩素系溶剤、臭素系溶剤と同様に不燃性で速乾であること、環境配慮面を考慮されています。ただし、「新液価格が高価」であることが課題となっております。
そこで当社はその課題を解決すべく、御社がご使用になられたご使用済み液に注力しております。

フッ系溶剤のリユース、リサイクル提案

各種有機溶剤新液のご提案とともに、御社からのご使用済み回収させて頂き、「有機溶剤を蒸留再生」しリユース、リサイクルをご提案することで原料を再利用、再使用し課題にアプローチをさせて頂きます。

〇リユース
・御社ご使用の製造元メーカー新液をご使用後に御社から排出された使用済み液を有価回収させて頂き、御社のみの専用原料を使って再生し御社へご販売する。

〇リサイクル
・他社様のご使用済み液を再生し御社へご販売する。
・御社ご使用済み液を有価回収する。

アプローチ方法

１、現状お使いの洗浄液、洗浄機の詳細の確認
２、ご使用済み液の回収、分析
３、ご使用済み液の分析報告
４、再生液のサンプル提出
５、ご評価

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