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相場動向

12月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

12月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

2024.12.10 相場動向
12月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

〇 石油化学工業協会がまとめた10月のエチレン生産量(速報値)は、41万4,500トンと前年同月比で7.4%減少した。(前月比6.4%増)。 生産の増減要因は、定修要因等で0.5%のマイナス、稼働率変動で6.9%のマイナスだった。設備稼働率は77.4%と前年同月比で5.2ポイント減。2020年8月以来27ヶ月連続で90%割れが続いている。前年同月の定修プラントはなし。当月の定修設備は1社・1プラント(出光興産・徳山)だった。

〇 メタノールの米国11月契約価格は$784~788/MT(10月$734~741/MT)。同スポット価格は$394~401/MT。米国市況は9月末から近隣火災の影響で稼働が停止しているNatgasoline(165万トン/年)が長期間停止するとの見込みから上昇している。また、欧州市況では域内への供給がタイトのため上昇、中国市況はイランの複数プラントがガス供給制限になった事を受けて上昇している。これから冬季に向けて暖房需要増による石炭価格の上昇を受けてメタノール市況も連れ高となる見込み。

〇 丸善石油化学は、千葉県市原市に保有する自社の第3エチレン製造装置(3EP)および京葉エチレン(4EP)の最適化に向けた検討を開始した。3EPの停止と4EPへの集約等を含めた能力削減を検討し、早ければ2026年度の停止を見込んでいる。エチレン製造装置の稼働率向上および固定費削減による基礎化学品事業の収益基盤を強化するとともに、Co2排出削減を目指す。同時に機能化学品事業(レジスト用ベースポリマー)の強化を図ることで事業規模拡大に繋げ、競争力強化を実現するとともにコンビナートの維持発展にも繋げていきたい考え。

〇 酢酸エチルの輸入品は、これまで市況安などを理由に調整局面となっていたが、最近の円安の影響により調達コストが上昇しているため値上げ基調となっている。また、需要に関しても粘接着剤向けなど当面の間厳しい状況が続く見通しで、アジア域内のメーカー各社は採算が大幅に悪化しているため市況も現状を底と見ている。これから酢酸エチルの輸入品価格は、円安と市況上昇するとみられ値上げに転じる模様。

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