1月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。
2025.1.21 相場動向
1月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。
〇石油化学工業協会がまとめた11月のエチレン生産量(速報値は、43万800トンと前年同月比で8.0%減少した。(前月比4.0%増)。 生産の減少要因は、定修要因等で0.5%、稼働率変動で7.5%だった。設備稼働率は78.0%と前年同月比で6.1ポイントも低下した。(前月比0.6ポイント増)2020年8月以来28ヶ月連続で90%割れが続いている。前年同月の定修プラントはなし。当月の定修設備は1社・1プラント(出光興産・徳山)だった。
〇メタノールの米国12月契約価格は$808~835/MT(11月$784~788/MT)。同スポット価格は$404~417/MT。米国市況は依然として近隣火災の影響により停止しているNatgasoline(165万トン/年)の影響から上昇している。欧州市況は需要の変化はあまりないが域内の供給がタイトのため上昇。中国市況は内陸部の天然ガス供給制限の影響により複数プラントが稼働を停止しタイトとなり価格は上昇した。日本輸入通関は12月$330~340/MTの想定だが、為替相場円安進行により円貨は更に上昇する見込み。
〇KHネオケムは、MIBK、DIBK、ダイアセトンアルコール、ブチセルアセテート、ブチセノール20アセテートの5品目について2025年12月末で生産・販売を終了することを発表した。主に塗料やインキの原料向けに展開してきたが、需要回復の遅れや原燃料の高騰、製造固定費の増加などから、中長期にわたり事業を継続するための収益確保が困難であることが主な理由。MIBKなどの生産停止後の設備の扱いについては未定で、跡地の活用策なども含めて今後検討する。
〇オクサリスケミカルズ株式会社は、オクサゾールLAについて新しい供給体制になることによる調達コスト・貯蔵・物流費の上昇を理由に2025年2月よりローリー、ドラムともに現行フォーミュラ価格に+15円/Lの値上げを発表した。
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